メッセージライブラリー

スピリチュアルとは、日本語に訳すと、精神世界。目に見えない世界のことを指しています。ですから、私は、目に見えない「自分のこころの奥底」に向き合いながら生きることこそ、スピリチュアルなことだと思っています。

それは、天から啓示のようなメッセージを受けたり、目に見えない存在とつながったりといった、特別に思えるようなことではなく、日常の中で、自分の感覚や感情、思いに真摯に向き合って過ごすこと以外のなにものでもないと思うのです。

日々、起こる出来事を通して、出合うものや関わる人を通して、めいっぱい喜怒哀楽を味わって生きてゆくこと。それが、「生き生き」ということです。全身で、いまの自分を素直に感じてゆくこと。たった一回の人生を大切に生きるってそういうことなのだと思います。

そうする中で、自分の中の大いなる存在を感じ、自分の中にある愛と光や素晴らしさに気づき、さらに「自分らしく」生まれ変わってゆく。「自分らしい」とは、自分が「自然体で心地いい」と感じられている状態なのではないでしょうか。

そうやって奥底に眠る自分自身に気づき、認め、許し、日常に溢れるたくさんの小さなつながりを発見していく生き方は、私たちのこころを豊かに、感動と感謝でいっぱいに満たしてくれます。

いま、ここにある愛に気づいていくこと。

たった一回のかけがえのない人生を大切に謳歌すること。

大好きな人と美味しいね、楽しいね、綺麗だねって笑い合うこと。
自分の内側にある大切な感覚を優しく分かち合うこと。

すべてがつながっていると感じること。こころとからだを開いて愛し合うこと。

こういうあたりまえのことを、全身で感じて実践していく生き方こそ、もっというなら、生きていることそのものが、スピリチュアルなこと。まさに、日常こそが、スピリチュアルなのです。

地味で勇気のいる「自分を見つめる作業」から逃げないこと、そして、古人が自然に感じて過ごしてきた目に見えないものへの畏敬の念、おてんとうさまに守っていただいているという感謝の気持ちを忘れずに過ごすことこそ、スピリチュアルな生き方なのだと思うのです。

あなたに気づく感性さえ養われれば、キラキラ奇跡は、自分のすぐそばにたくさん起こっていることを発見するでしょう。

感受性豊かに、耳を澄まして過ごすことができれば、誰でも、人生に大切なメッセージが日常の中にあることに気づくことができるでしょう。

そういう風に過ごしながら、湧き出てきた温かい感覚が周りにも伝わって、みんなで幸せな雰囲気に包まれる。それが、目には見えないけれど「みんなつながっている」ということです。

「ひとりの開花は、世界の開花」。そんな風に思って生きていますが、それは、ひとりひとりが自分を愛し、心地よく存在しながら才能を発揮することで、その雰囲気が周りに波紋のように広がり、現実の社会が元気になってゆくイメージです。

私がライフワークとする仕事では、このようなスピリチュアルな世界観を現実に生かせる方法をお伝えしながら、みんなそれぞれが、自然体で自分を愛しながら生きていけることを心から願っています。